SOPP2019開催報告

2019.5.19
Symphony of Peace Prayers
世界平和交響曲
宗教・宗派を超えて、共に世界の平和を祈る

今年、15回目を迎えたSOPP。
平和を願う人々が、それぞれの音色を響かせつつ、
交響曲を奏でるように祈り合う場として育ってきました。

このSOPPをとても大切に思い、
毎年、まるでホームに戻るように訪れてくださる
共鳴者の方々がたくさんおられます。

保育士起業家の小竹めぐみさんもそのお一人。
今回は小竹さんに、SOPPへの想いを綴っていただきました。

プログラム名 アーカイブの時間(目安)
オープニング Vol.1 07:32
開会挨拶 納谷智彦理事長 Vol.1 10:25
開会挨拶 西園寺昌美会長 Vol.1 14:13
「神聖復活目覚めの印」の披露 Vol.1 18:37
各宗教・宗派の平和の祈り Vol.1  23:06
ご来賓紹介 Vol.1  01:03:48
演奏 Vol.1  01:14:53
富士宣言プレゼンテーション Vol.1  01:28:48
ご来賓挨拶 Vol.1  01:36:54
世界各国の国旗入場 Vol.1  02:19:40
世界各国語による世界各国の平和の祈り Vol.1  02:24:35
地球生命への感謝 Vol.1  02:54:12
閉会挨拶 Vol.2  00:00
フィナーレ Vol.2  14:05
閉会  

*アーカイブ(録画映像)の時間は目安です。
www.ustream.tv/channel/symphony-of-peace-prayers-japan



《 開会挨拶 》

白光真宏会理事長 納谷智彦

白光真宏会会長 西園寺昌美

〜西園寺会長の言葉〜
“私はこの富士聖地において、皆様方とともに宗教・宗派の違いを超えて、それぞれの宗教の祈りをともに捧げ、世界各国の平和と幸せをともに祈れることを大変誇りに思っております。
未だ世界情勢は大変厳しいものであります。世界各国にはさまざまなリーダーがおりますが、私たち人類一人一人は自国のリーダーを選ぶことによって、その国に自由や平和や繁栄をもたらす一方、対立、差別、戦争、紛争へと導いてゆくことも出来ます。未来の行く先は一国のリーダーに全責任があるのではなく、そのリーダーを選んだ国民一人一人の意識によるものであります。
私は皆様に深く感謝し、至福と幸せと希望に溢れております。皆様は、病気や悩みを抱えておられてさえも、今日はそれを脇において、「世界人類の平和と幸せのために、自分はいま、何が出来るのか」という強い意識でここに参集しておられます。その意識が、対立や差別のない世界を創り出す原点なのです”


《 宗教・宗派の祈り 》
今年はキリスト教カトリック、ユダヤ教、イスラム教、神道、仏教、ヒンズー教、そして白光真宏会の7組の祈りが披露された。
教会で、モスクで、寺院で、社殿で……さまざまな場で捧げられてきた祈りが、いまこの地に集まって一つ一つ披露される。最初に各宗教者の祈りに耳を傾け、そのあと参加者は、チャントと呼ばれる短い祈りを自らも唱える。無数の穏やかな声が、その美しい旋律に同調するように。

風が吹き、木の葉は揺れ、会場を取り巻く国旗は滑らかにはためく。鳥のさえずりが聞こえる中、いっとき世界をふるわすように、祈りの声が響きわたり、余韻とともに消えてゆく

最後に、参加者全員で祈った7つの宗教の祈りのエネルギーを、改めて世界中に響かせるための静かな時間が設けられた。


《 演奏 》

サントゥール奏者 宮下節雄氏

富士聖地でサントゥールが演奏されたのは初めてのことで、この音を新感覚として受け止めた方もおられたのではないだろうか。神秘の音色に包まれるひととき、これも一つの祈りの体験である。

“私は 20歳代で五井先生の霊光写真を友人に頂き、数々の先生の本を読ませてうただきながら、世界平和の祈りを日々実践してきました。そして改めて最近五井先生の本を読ませていただき、今ある自分がどんなに先生のご指導とメッセージに影響されてきたかを思い知ることになりました。五井先生には 心より感謝申し上げます。
本日私が演奏させて頂く楽器はインドカシミール地方に3000年もの間存在してきた百弦琴サントゥールと言う楽器で胡桃のバチで叩いて演奏します。ピアノのルーツの楽器です。私はインドの世界的なサントゥール奏者Pt シブクマールシャルマ氏に師事し25年になります。本日は 蓮の花を愛でた曲ラーガバゲシュリを演奏させていただきます”


《 富士宣言 》

五井平和財団理事長 西園寺裕夫

2015年に発足した富士宣言は、世界中の人々をネットワークで結び、さまざまな分野における叡智を結集している。富士宣言のプロジェクトの一つ、ソウル・オブ・ウィメンは、世界で活躍する多くの女性の共感を集め、実を結びつつある。4周年目を迎え、富士宣言の発起人の一人である西園寺裕夫がその広がりと展開をお話しした。

“「富士宣言」の世界観は多くの方々の受け止められ、ネットワークは着実に広がってまいりました。今年の2月には、アフリカの53ヵ国からなるアフリカ連合の各国首脳が出席する会議で、「富士宣言」のメッセージが読み上げられました。 また、女性性の役割を高め、男性性とのバランスの取れた社会を目指す目的でスタートした「Soul of Women」のプロジェクトも世界各地で広がりをみせ、来月には全アフリカの女性会議でも「富士宣言」を発表する予定であります”


《 来賓挨拶 》    Hand in Hand
ピーター・ジソク・ジャン氏は4月27日に、北朝鮮と韓国の国境線沿いで、「ハンド・イン・ハンド」という大規模な平和イベントを開催したばかり。大成功に終わったイベントの熱もさめやらぬまま、SOPPに駆けつけてくれた。

韓国 国境平和学校創設理事 ピーター・ジソク・ジャン氏


“今年の4月27日、多くの韓国の人々が国境の村を訪れ、500キロの国境に沿って手を結び合い、延々と伸びる人間の鎖をつくりました。私たちは、それを「4.27人々による非武装地帯の平和の鎖運動」と名付けました。
4月27日土曜日の午後2時27分、多くの韓国の人々が手を取り合い、平和の歌を歌いました。彼らは国境越しに北朝鮮をのぞみながら「統一の歌」を歌いました。そして、南北間の国境が開かれ、韓国と北朝鮮の人々が自由に出入りできる日が来ることを祈り、願いを叫びました。
その日、会社員がそこにいました。主婦がそこにいました。幼児も両親と一緒に訪れました。学校の先生と生徒は、平和教育について直接体験しました。国境の向こう側に離別した家族や愛する人たち、難民もそこにいました。クリスチャンも仏教徒も、カトリック教徒も共に手を取り合いました。国境の町の住民、農民、商人、レストランのオーナーも参加しました。軍の部隊は駐車場を提供しました。警察は交通安全のために協力しました。村の職員は、地元の警備と仮設トイレを提供しました。
平和とは、政治的イデオロギーではなく、冷たい軍事的な休戦状態でもありません。私たちの平和は、人々が互いに愛し合う心温まる平和です。それに向けて互いに手を取り合いましょう。「ハンド・イン・ハンド」の平和運動は、差別や暴力、戦争や憎悪があるところにはいつでも、再び起こることでしょう”

 

(中央)ユナイテッド・レリジョンズ・イニシアティブ(URI)(宗教連合イニシアティブ)のイスラエル・コーディネーター、中東・北アフリカURIタスクメンバー シュロモ・アロン氏 (右)ドミニコ会司祭、ラホール・ピース・センター理事、ユナイテッド・レリジョンズ・イニシアティブ(URI)(宗教連合イニシアティブ)パキスタン・コーディネーター ジェームズ・チャナン氏

 ジャン氏のスピーチが終わると、そのまま壇上にイスラエルのシュロモ・アロン氏とパキスタンのジェームズ・チャナン氏が登壇、そこに西園寺会長も加わった。



“市民の手で平和を創り上げる証を全人類に示してくださった方がピーターさんです。
次は、シュロモ氏がイスラエルとパレスチナの平和を願い、そしてチャナン氏がインドとパキスタンの平和を願い、それぞれが国境線付近で「ハンド・イン・ハンド」を主宰されることになっています。そして、3年後には、少ない人数でもいいから、地球上のすべての国で、時刻を合わせ、一斉に「ハンド・イン・ハンド」を開催することを夢見ています”









《 世界各国語による世界各国の平和の祈り 》


雨がそぼ降る中で、世界各国語による世界各国の平和の祈りが始まった。世界中の国旗が重厚な調べにのって、会場を縦に貫く通路に現われると、カラフルにたなびきながら参加者の間を次々と行き過ぎ、舞台の向こうに消えてゆく。






白光真宏会副会長 西園寺里香

“今日、これから皆様とともに行なう祈りは、簡略バージョンの短いお祈りとなっております。しかし、40年以上前にこの世界各国の平和の祈りが始まった当初は、祈り言葉も大変長く、1ヵ国に対してゆっくりと時間をかけて祈ってまいりました。今、こうして宗教を超えて一堂に会し、世界に祈りを届けられるのも、かつて真剣に祈りを捧げてくれた先代たちの祈りのひびきがあったからこそと、深く感謝しております。今日、世界中の精神性の高い人々が、多様な形で活発に集まり、状況をよくするためにともに祈りでつながれることを本当に有り難く幸せに感じております”

 

舞台で国旗を掲げるたびに、会場のあちらこちらでも、舞台と同じ国旗カードが掲げられる。参加者には事前に、世界中の国旗カードがランダムに配られていたのだ。こうして誰もがいずれかの国を担当して国旗を掲げ、全参加者で193ヵ国と「その他のすべての地域」の平和を祈り上げてゆく。
「その他のすべての地域」の旗には青くて諸処に砂漠地帯の広がる、いま私たちの住んでいる地球が描かれている。祈りながら地球を見つめる参加者。そして最後に全員で「May Peace Prevail on Earth」と唱えながら、会場のすべての参加者が一斉に国旗カードを掲げた。
そして、今を生きるすべての人々に、この大地に住まう生きとし生けるものたちに、私たちを包みこむすべての事象に、この偉大なる地球そのものに……心からの感謝をこめて、祈りを捧げた。

いつの間にか雨は上がり、会場はほんのりと明るくなっている。


《 閉会挨拶 》

白光真宏会会長代理 西園寺由佳

“本日は30ヵ国60ヵ所でSOPPが開催されていると伺っております。
皆様なくしてSOPPは存在しないと母はいつも申しております。そこで、15回目を迎える今年、SOPPの原点を振り返ってみました。
その歴史をひも解くと、戦後の焼け野原となった日本で、五井先生が『世界人類が平和でありますように』という祈りを提唱されたことがすべての原点、始まりでした。それはどんなに苦しく、どんなに悲しくとも『世界人類が平和でありますように』と、自らの心を開き、そこに地球を宿しなさい、というメッセージでした。すべてに向けて平和を心から祈ること。シンプルな祈りながら、その祈り言葉がもたらす真理と内なる変化には、ものすごいパワーが秘められていました。そして一人、また一人とその祈り言葉を唱える人が増え、その祈り言葉を真剣に生きる人が増えてきました。日々世界の平和を祈りつづけた会員の方々が、遡るとこのSOPPのさきがけであり、先駆者だったのだと思います。
それから産業革命や高度経済成長、バブル崩壊、IT革命があり、AI時代……人々の意識や価値観も、一層目に見えるもの、計れるものに注がれ、目に見えないものへの力や価値観は薄らいできたように感じられます。でも、私たちは変わらず世界の平和だけを祈りつづけてきましたし、これからも祈りつづけてまいります。それは時に、孤独感をもたらすこともあります。周りの人々が求めるもの、信じるものと、私たちが大事にするもの、祈る行為があまりにもかけ離れているように感じることもあるからです。
そんな中、2005年には第1回SOPPが開催されました“

スピーチの最中、雲間から太陽が顔をのぞかせた。行事が終わりに近づいてゆく。

そして最後の音楽が流れ始めた。先ほど舞台の奥に吸い込まれていった国旗が華やかに登場、舞台の階段を次々と降りて、会場の中に入ってゆく。やがて舞台に登場したアースフラッグの動きに合わせて、会場の国旗もゆっくりと旋回し、音楽のクライマックスに合わせてすべての国旗が高々と掲げられた。
こうして第15回SOPPは幕を下ろしたのだった。

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